安全パトロールとは

墜落事故につながる危険な作業が行われていないか、都内各所の現場を不定期でパトロールしています。
あくまで啓発活動であり「抜き打ちテスト」のようなものではありません。
しかし、不適切な作業が見受けられる場合は、作業の一時中止を促し、必要な改善措置を講じるよう指導することもあります。
今後も、東京労働局をはじめとする行政とも協力しながら、継続的にパトロール活動に取り組んでまいります。

パトロールスタッフ

GCA安全パトロールは、この4名を中心にGCA安全委員会のメンバーで年間4回実施しています。
  • 東京労働局 地方産業安全専門官
  • GCA安全委員会
  • GCA事務局
  • GCA広報委員会

事例

  • 事例1
  • 事例2
  • 事例3
  • 事例4

事例1

  • ブランコ作業/会員
  • 新宿区新宿Mビル(8F建)にて
  • 作業責任者 経験年数 8年
  • ヘルメットの着用状況/墜落時保護用を着用
  • 安全帯の使用状況/A種安全帯を使用
  • 地上立入禁止区域の設置状況/カラーコーン・ロープ・地上監視員を配備
  • 作業用具の落下防止状況/良好
事例1-1
地上監視員を配備した第三者災害を防止する立入禁止区域を設置し、メインロープ、ライフラインともに地上まで達した余裕のあるブランコ作業。
事例1-2
ロープと構造物などの角との接触部分には、ロープの切断を防止するため、角当て養生を講じなくてならない写真のようなタオルでの養生は、果たして切断を防止できるのだろうか。
事例1-3
ロープを簡単にくくり、カラビナで末端の抜け防止を講じた事例。
より確実なロープの取り付けを身につけよう!
事例1-4
そ 写真ではわかりにくいかもしれないが、安全環(外れ止め金具)が外れたままになっている事例。
ブランコ搭乗前に、もう一度確認を!

事例2

  • ブランコ作業/一般
  • 新宿区新宿Sビル(8F建)にて
  • 作業責任者 経験年数 5年
  • ヘルメットの着用状況/墜落時保護用を着用
  • 安全帯の使用状況/A種安全帯を使用
  • 地上立入禁止区域の設置状況/カラーコーン・ロープを配備
  • 作業用具の落下防止状況/良好
事例2-1
シャックルを使用した回し掛けによるメインロープの取り付け事例。
シンプルかつ確実な取り付け方法。
事例2-2
カラビナを使用したライフラインの回し掛け。
一見すると、上のシャックルによるメインロープのセットと同じようにも見えてしまうが・・・
事例2-3
カラビナはシャックルと違い、折れ、曲げに非常にもろいコネクター(接続器具)だ。
角部での使用は、とても危険な使用方法だ。
事例2-4
この写真のように、カラビナが角部に接触しないよう、工夫してみよう。

事例3

  • ブランコ作業/一般
  • 新宿区新宿Aビル(9F建)にて
  • 作業責任者 経験年数 10年
  • ヘルメットの着用状況/着用無し
  • 安全帯の使用状況/A種安全帯を使用(但しライフラインは5Fまで)
  • 地上立入禁止区域の設置状況/カラーコーン・プラスティックチェーンを配備
  • 作業用具の落下防止状況/無し
事例3-1
うわっ!ヘルメットなし!ライフラインなしの作業!
腕には自信があるんだろうけど・・・。
万が一ってこともある。ブランコ作業は安全第一!
事例3-2
事例2と同じようにシャックルではなくカラビナを使用した回し掛け。
カラビナの正しい使用方法は意外に知られていない。
事例3-3
屋上に看板が取り付けられているため、やむを得ず、はしごを使って下降器その他の取り付けを強いられている事例。
ビルのオーナーさんには私たち窓拭きのことも少しは考えていただきたい!
事例3-4
そして、はしごの下は1フロア分の吹き抜けとなっている。
はしごの上でもし、足でも滑ったりしたら・・・。

事例4

  • ゴンドラ作業/会員
  • 中央区日本橋Hビル(10F建)にて
  • 作業責任者 経験年数 6年
  • ヘルメットの着用状況/墜落時保護用を着用
  • 安全帯の使用状況/外国製ハーネスを使用
  • 地上立入禁止区域の設置状況/カラーコーン・ロープ・地上監視員を配備
  • 作業用具の落下防止状況/良好
事例4-1
モノレールタイプの常設型ゴンドラ。
取り扱い説明を十分受けてから作業しましょう。
事例4-2
ゴンドラ格納のため、こんなところを歩いていくのも、また仕事。
水平ライフラインで墜落防止を講じた事例。